本・本屋さん

熊本の古書店「古本タケシマ文庫」に行ってきました!

古本タケシマ文庫 熊本 古書店

 

こんにちは、読読編集部です! 今回は熊本にある古書店「古本タケシマ文庫」のご紹介です。

熊本在住のYさんから「ご紹介したい本屋さんがある」ご連絡いただき、レポート記事をお送りいただきました。

(Yさん、ありがとうございます!)

 

というわけで、この記事では「古本タケシマ文庫」のご紹介と、店主さんのインタビューをお届けします。

古本タケシマ文庫(熊本)

お店の基本情報

古本タケシマ文庫

タケシマじゃないのに「古本タケシマ文庫」!?

「古本タケシマ文庫」と聞いて、ほぼ100%の人が、店主の苗字はタケシマさんだと思うでしょう。

でも、そうじゃないみたいなんです。

匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
お店の名前の由来はどこから来たんですか?
店主
店主
祖父の姓からとりました。あんまり自己主張しないような名前がよかったんです。

意味がないような。自分の苗字でもなく、何かの小説から引っ張り出してきたものでもなく。

匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
お店の名前に、あまり意味を持たせたくなかった感じでしょうか。
店主
店主
そうですね。自分の個性なんてものを出したくなかったんです。
匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
隠された個性が強そうですもんね(笑)。

正確なお店の名前は「古本タケシマ文庫」で合っていますか?

店主
店主
はい。「古本タケシマ文庫」が正式名称です。いろんなところで「古本タケシマ」とか「タケシマ文庫」って書かれてるんですけど、ぜんぶ間違いです。
匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
(笑)
古本タケシマ文庫 熊本 古書店

実際、よく間違われるというか、正式名称で呼ばれないことが多いそうですが、「それがいいんです」と店主はいう。

みんなが、それで自分の店のことを認識してくれているのであれば、それでいいと。

匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
「古本タケシマ」とか、何だか新しいですね。
店主
店主
シャレてますよね。「民芸なんとか」とか「古道具なんとか」みたいで。今後はそっちで行こうかな。
匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
(笑)。「文庫」にしたのはなぜですか?
店主
店主
「書店」だと既に別のお店があるんです。「書房」というとちょっと古い感じなので、「文庫」でいいかなと。

同店をスタートするきっかけが、「お祖父さんの蔵書から」だそうで、その由来からも「文庫」はしっくりくる感じです。

こだわらないこだわり

匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
お店のこだわりはありますか?
店主
店主
基本的にいろんな本を置くようにしています。

あんまり自分の好きなジャンルを置こうとは心がけていません。自然にそういうものが出てきているかもわからないですけど。

匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
お店にカラーをもたせた方が、なんとなく本が売れやすいような気もしますが…。
店主
店主
いろんなことを考えましたけど、良い本が入るとすぐ売れていくんです。だから本当に仕入れが大事で、いくらオシャレにしてもだめなんです。

良い本だけを集めることを考えた時期もあったんですが、自分が良い本と思ったのは狭い世界だから、「これ、どうなるんだろうな?」というものを置いたりしています。

「大山鹿古本市」を開催

熊本を中心とした古書店と一般の人や工芸家も出店する古本市

古本タケシマ文庫 熊本 古書店

2019年1月には熊本県山鹿市で「大山鹿古本市」が開催されます。

上の写真は、その開催予定地の蔵で、元は酒蔵だったそうです。

匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
「大山鹿」と大きく謳っているところがいいですね!
店主
店主
いっしょにイベントを企画してくれた人がいるんですけど、「シンプルなものをやろう」ということで意見が一致したんです。「大山鹿古本市」という何年もやってるかのようなね。
匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
出店は一般応募もされてたんですね。どういった方々が出店されるんですか?
店主
店主
一般の方々を含めて約20組です。そのうち熊本や福岡の本屋さんも6店舗出店します。他には熊本の工芸作家の方々も参加されます。

全国的に開催されている一箱古本市とは違って、一人あたり出せる量が決まっていないので多く出せるんですよ。

参加される本屋さんはこちら。

  • ひなた文庫(熊本・南阿蘇)
  • モフbooks(出張絵本屋)
  • LUMO BOOKS(福岡・警固)
  • 舒文堂河島書店(熊本・上通)
  • いわしの文庫(熊本・山鹿)
  • 古本タケシマ文庫(熊本・坪井)

古本市用に作られ、5000冊が並ぶ本棚「きつつき文庫」!?

匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
会場となっている蔵もとても魅力的ですね。
店主
店主
一緒に企画をしている方が、もともとこの熊本の山鹿という町で古本市をやりたいという夢をもっていたんです。で、この元酒蔵「天聽の蔵」を使わせてもらえることになり、開催することになりました。

大蔵には、この日1日だけ約5000冊もの本を並べられる高さ3m全長12m大きな本棚「きつつき文庫」を設けます。

匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
すごいですね! この魅力的な空間とも合わさって、きっと圧巻でしょうね。
店主
店主
多くの人に楽しんでいただければと思います。
匿名希望Yさん
匿名希望Yさん
熊本県山鹿市は、重要文化財の八千代座や山鹿温泉さくら湯、山鹿灯籠など、たくさんの魅力があるところです。

そういう町で古本市が開催されると、熊本市内にあるお店とはまた趣の異なる本の探索がきっと味わえるでしょうね。楽しみです!

店主
店主
主催する人間としても楽しみですね。どなたでも、気軽に遊びに来ていただければと思います。
大山鹿古本市
  • 日時 2019年1月19日(土)9時〜17時 *きつつき文庫に関しては夜20時ごろまで開放
  • 会場 山鹿 天聽の蔵(大蔵・中蔵)861-0501 熊本県山鹿市山鹿1392
  • 入場無料
  • 詳細はこちらから→https://www.facebook.com/events/301279953792059/

さいごに

今回は熊本県在住のYさんに、「古本タケシマ文庫」をご紹介いただきました。すごく魅力的なお店でしたね。

私も、熊本に行く機会があれば行ってみたいと思いました。

近隣の方はもちろん、お近くに行く機会がある方は、ぜひ足を運んでみてください♪

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よんどく編集部
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