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最高傑作はどれ!? 垣根涼介おすすめ小説5選

 

こんにちは、読読(よんどく)編集部です。数多くのエンターテインメント作品を発表されている垣根涼介さんのオススメ5選のご紹介です!

ピックアップしてくださったのは、兵庫県にお住まいの40代の主婦のTさん。

「垣根涼介さんの小説が大好きです。物語の面白さ、考えさせられる内容の深さ、登場人物の魅力度が凄いです」とTさん。

そんな垣根涼介さんの小説5選を紹介してくれました!

垣根涼介・プロフィール

長崎県出身。筑波大学卒業後、リクルートに入社。商社と旅行代理店勤務を経て、2000年に「午前三時のルースター」で小説家デビュー。2004年『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞し、史上初の三冠受賞を達成する。

垣根涼介おすすめ5選!!

1位 ワイルド・ソウル

戦後、ブラジルに移住した日本人がどういう末路を辿ったのかを渾身の筆で描いた超傑作です。

その移民の生き残りが日本政府に復讐を計画するのですが、単にクライムノベルというジャンルを遥かに超えた内容です。読み出したらすぐに物語に没頭し、寝食忘れて、徹夜で読んでしまう事は間違いありません。

涙無くしては読めない、しかし読後感最高の作品です。

大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞のトリプル受賞を達成した作品でもあります。
おすすめ度
作品名 ワイルド・ソウル
著者 垣根涼介
出版社 新潮社
2位 ゆりかごで眠れ

戦後コロンビアに移住した日本人移民の子供、リキ・ガルシア・小林。

凄惨で貧しい幼少期・少年期を過ごした後、マフィアのボスに・・・。

そのリキが、ある理由から祖国日本に、幼女と共にやってくるお話です。

とにかく、主人公のリキの壮絶で凄惨な人生に圧倒され、そのキャラクターの魅力に強烈に惹かれます。

日本警察から部下を奪還するコロンビア・マフィアのスケールの大きさに手に汗握ります。

おすすめ度
作品名 ゆりかごで眠れ
著者 垣根涼介
出版社 中央公論新社
3位 ヒートアイランド

渋谷のチーマーの最強グループ雅。

そのヘッドのアキと雅の面々が、裏金強盗のプロフェッショナルとヤクザの両方に追われる窮地に陥ります。

そこからアキが考え付いた決着法とは・・・。

渋谷を舞台に雅と、裏金強盗と、ヤクザの手に汗握る、暴力と頭脳の大決戦が凄い。
登場人物の一人一人も物凄く魅力的。

このヒートアイランドはのちにシリーズ化し、ギャングスター・レッスン、サウタージ、ボーダーで完結。どの作品も120%最高です。

おすすめ度
作品名 ヒートアイランド
著者 垣根涼介
出版社 文芸春秋
4位 真夏の島に咲く花は

南国の楽園フィジーが舞台のお話。

フィジーに移住した日本人・中国人、フィジー人、フィジー系インド人、それぞれの考え方、生き方、フィジーという国の成り立ちを物凄く興味深く、面白く、鋭く描き出している作品です。

この本を読んだ後、自分の人生についても深く考えました。

この作品でも登場人物の描写が際立っていて、特にフィジー人のチョネが最高です。

また、この本を読んだら、フィジーに物凄く行きたくなります。

おすすめ度
作品名 真夏の島に咲く花は
著者 垣根涼介
出版社 中央公論新社
5位 君たちに明日はない

リストラ請負会社社員、村上信介のお話。

いろんな職業の、色んな会社のリストラ要員との面談から、その人の人生の裏側、生き方などを浮彫りにしていき、仕事・人生について深く考えさせられる名作です。

この小説もシリーズ化し、シリーズ5で自身がリストラされるという局面で、どう今後の人生を生きるのか?というところで、完結します。

シリーズ通して、読み応えたっぷりです

おすすめ度
作品名 君たちに明日はない
著者 垣根涼介。
出版社 新潮社

まとめ

ハードボイルドなエンターテインメントが好きな方は、どの作品も楽しめそうですね!

読読編集部では、書評なども募集していますので、書いてみたい! 書いてもいいよ!って方は気軽にご応募ください。

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