※アイキャッチ画像:Felicita Pubbliva
記事の概要
イタリア在住の元教師 Antonio La Cava さんは、子どもたちに読書の喜びを届けるため、「Bibliomotocarro(図書館三輪車)」を製作。毎週末、イタリア バジリカータ州の村々をまわっている。
Antonio さんは、ピアッジオの三輪スクーター「Ape」を改造。荷台部分にガラス扉付きの書棚を取り付け、これを「Bibliomotocarro(図書館三輪車)」と名付けた。ガラス扉はかなり大型で内部がよく見えるため、Antonio さんが書籍を運搬していることは一目でわかり、これが移動図書館だとアピールしやすいという。書棚には屋根と煙突も取り付けてあり、図書館らしさをより一層際立たせている(?)いる。
Antonio さんはこの図書館三輪車に乗り、毎週バジリカータ州の村々を回る。村の広場に到着したら、図書館三輪車に取り付けたスピーカーからオルガンの音を鳴らし、子どもたちに図書館の到着を知らせるという。
子どもたちは本を借り、広場で読み始める。その光景は独特の雰囲気を持つものだそうだ。Antonioさんはまた、中が白紙の本「ホワイトペーパーブック」を子どもたちに手渡す。子どもたちはそこに、何でも好きなことを書いてよい。自分自身のこと。自分の作ったお話などだ。
ホワイトペーパーブックは翌日、別の村の他の子どもたちの手に渡る。そこで子どもたちは、話の続きを書いたり、まったく別の話を書いたりして楽しむ。子どもたちの書く話は、どれも素晴らしいそうだ。
引用:えん乗り
画像元:eprint24.com
画像元:bibliomotocarro che diffonde cultura con il maestro La Cava
画像元:LA SICILA
画像元:unicef
YouTubeに動画も上がっていました。
イタリア語はわかりませんが(^_^;)
さいごに
記事によると、Antonioさんは2003年よりこの移動図書館の活動を続けているようです。
てか、三輪車に本をいっぱい積み込んで、安定性は大丈夫なのかな?ってちょっと心配になったけど、素敵な活動ですね。